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開設以来20年が経過致しました。昨今キモノに関係する色々なことが大きく変化しています。染・紋・仕立て・しみ抜き・その他の加工に携わる多くの職人達が職を離れています。ひとつの理由は高齢化。更なる課題は後継者の不在。私の所も設立以来127年目ですが後継者はいません。
今回 生洗い・しみ抜きの事について皆様からのご相談が多く有りますので、仕事の内容と方法をご説明いたします。
まず皆様が呉服屋さんやクリーニング店に丸洗い(京洗い)等をお願いされますと98%はドライクリーニング(油)で洗います。ドライではファンデーションなど油脂系の汚れは落ちますが、汗など水系の汚れは落ちません。更に機械で洗いますので箔の剥離など多くの事故の商品が当工場へ持ち込まれています。
当工場では生洗いの方法で水洗いを基本として染色補正士が一枚一枚手洗いで汚れシミなどを取り除き、染色補正が必要となれば色掃きなどの仕事をします。30年前のシミも取れる可能性が高いです。
私もクリーニング士の資格は持っています。キモノの社会へ入った頃、実は自分でドライの機械を使っていました。しかしドライでは水系汚れは落とせませんでした。その後私はお誂えの無地染の会社へ修行に入りました。その会社にいる時に今の染色補正士に出会いました。彼は「ドライはしない!」との考えで、私の思いと同じでした。後に独立しましたが、染色補正の仕事は彼の所へお願いしています。57年のお付き合いになります。
良いキモノが酷い状況なっています。他店にお願いして「これ以上取れません」とタグが付いて帰ってき来た着物も相談して下さい。出来る限りのことは致します。
洗い張りの事についてご説明いたします。
洗い張りとは、着物を 解いて・ハヌイ・水洗いして・乾燥・整理仕上げをする仕事です。
私の仕事は水洗いが基本です、友禅を洗う事について注意をしなければいけないことが多々ございますが、一つ一つ工夫をして長年仕事をしてきました。今現在洗い張りもドライ洗いが普通の時代になっていますが、それでは汚れは落ちません、急く仕事は出来ませんが相談して下さい。
私もキモノの仕事をする職人として60年この社会にいますので、お分かりにならないことが御座いましたらどうぞご相談下さい。
野口染工場 Tel043-222-1239
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